Darkness Enshrouded the Mist

The Black Curses

Comp(2013)/From:オランダ/Style:Raw│プリミティヴ

DarknessEnshroudedtheMist_comp

【Track】
Ritual Of Undeath Spirits:Demo(2009)
1.In Worship Of The Tyrant Master
2.Master Of Kaos And Death
3.Throne Of The Unlife
4.Ritual Of Undeath Spirits
His Kingdom:Demo(2010)
5.Invocation Of Black Magick
6.Under The Grey Nightsky
7.His Kingdom Of Fire
8.Omen Of Dark Possession
【Forbidden Citadel Of Spirits】:Split(2011)
9.Oracle From The Grey Abyss
【Mons Veneris】:Split(2013)
10.The Moon Is My Lord
【Krypthall】:Split(2013)
11.Obey The Blood
The Will And The Flames:Demo(2013)
12.Your Church In Flames
13.Master, Servant, Slave

【Review】
Erghal Sathaxなる人物によるブラック・メタル。

ジャケの中には「No Info」「No Website」「No Contact」と堂々と記載されており厭世さ丸出し。恐らく殆ど世間には知られていないであろうカルトな音源である。因みに筆者との出会いは安定のジャケ買い。(某海外ディストロにて)厳つくも恐ろしいメンバーの顔面がドーンとフィーチャーされたアートワーク、風呂の排水口に陰毛が絡まった様なバンドロゴ等に惹かれて即カートにぶち込んだ次第(笑)

さて、音源の方は彼らのデモ音源、スプリットに提供された音源をまとめたモノとなっている。(Tarck参照)

どの音源もそうなのだが篭もりきった音質、小さい録音レベル、デモ音源ならではの雑な音質である事は言うまでも無い。基本的にはジャケからも判断できるような掻き鳴らし主体のRawプリミティヴ音源といった所である。たまにアコギを入れたりトレモロで薄っすらと荒涼感を醸す部分も見受けられる。特筆して個性は感じられないオーソドックスなスタイルといった所か。まぁ、何と言うかフィードバックノイズ(?)やら演奏にRawさを引き立てる要素は満載。

尚、2013年の音源から著しくパワーアップしており、#11ではダークアンビエント風パートが盛り込まれていたり、割りと幅を広げている様に思う。現時点でフルを出していないので、本領発揮といった感じでは無い思うし、このコンピを聴く限りある種の安定感はあると思うので個人的に期待したいと思う。

尚、本作はLLN系のデモ音源レベルが心地よく聴ける人がターゲットだろうか。