Forsth

Winterfrost

1STフル(1996)/From:スイス/Style:ペイガン

 

forsth_1st

【Track】
1.Intro
2.Waldpfad
3.In the Gleam of the Burning Timberabstract
4.Snowly Mountains
5.Mit den Gedanken im nordischen Altertum
6.Winterfrost
7.Horde of Avengers
8.Wolfshowl in the Moonshinelight
9.Battles in the Dusk

【Review】
4人組ブラック・メタル。今は亡きM.O.S. Records Ltd.(リヒテンシュタイン公国のレーベル!)からリリースされていた。因みにコープスペイントを施し、剣で武装したメンバーが写っているポスター付き(笑)

シンセとギターの割合が丁度半々位の割合でハモッていくドラマティックなエピック/ペイガンとかその辺を連想させるスタイル。因みにヴォーカルは濁音がやけに汚い醜いカエルみたいなスタイル(ちょっと滑稽/笑)一応、エンシェント・バトル!といった類の路線なのだろうと想像できるのだが、特に面白みの無いリフにそれっぽいシンセを絡ませている垢抜けないB級路線の極みとでも言えようか。音質に関してはそこそこ聴きやすくマイルドに仕上がっている。#5だけ何故か民謡調の女性ヴォーカルによる歌唱をフィーチャーした勇ましいヴァイキング調になり、「お?」となるが、ありがちと言えばありがち。

インターネットが普及し、音楽が簡単に拡散され洗練・進化していく現代において「あの頃のイモ臭さを再び!」などとマニアックに懐かしむならアリかもしれない。とは言え、酷評するほど悪くも無い。

 

Helvetic War

2NDフル(1997)/From:スイス/Style:ペイガン

forsth_2nd

【Track】
1.Intro
2.True Helvetic War
3.Forgotten Woods
4.The End of a Damned Dominion
5.Blutaar
6.Snowdance
7.Frozen Land
8.Mitternachtsnebel
9.Misanthropic Perfection

【Review】
メンバーそのままで作成された2ND。【Last Episode】からリリースされていた。今作を最後にバンド名を【Morgart】に改名して活動を続けている様だがその後は追ってないのでどうなったかは分からない。よって【Forsth】名義としては今作がラストアルバムとなっている。

相変わらずそれっぽいシンセを盛った前作の延長線上にある作品。ただ展開のメリハリやギターサウンドによるメロディはやや上昇傾向。前回よりかはエンシェント・バトル!っぽくなってきた様に聴こえた次第。また濁音が汚い醜いカエルヴォーカルも今作の方がよりハッスルしており、割と冴え渡っている様に聴こえる(笑)

総じて若干のパワーアップは確認できるモノの差異としては実にささやか。

決して悪くは無いのだが…といった前作の感想そのまま当て嵌まる作品。前作が気に入れば間違いないと思う。