Nihilistic Kaos

Les homélies du vice

1STフル(2006)/From:フランス/Style:プリミティヴ

nk_1st

【Track】
1.Caligula
2.Célébrations de l’apitoiement
3.La caresse de l’acier
4.Les rats
5.La morsure du cuir
6.Sade
7.Saprophagus
8.Dans les tréfonds du pêché

【Review】
Körösによる独りブラック・メタル。ゲスト・ミュージシャンがヴォーカルで二人参加している。ケツを突き出したSMっぽいアートワークにフランス語とくりゃ変態の王道ですやん!とブヒブヒ言いながら買った逸品(笑)

尚、ブックレットには色々とSM(?)な写真があったりもするのだが、最後に惜しげも無く曝け出す全裸のKörösがドーーーンとフィーチャーされており、鮮烈に目に飛び込んでくる。コープス・ペイントで白いのだがイチモツだけは妙に浅黒く「フフっ」と謎の笑いがこみ上げた次第(笑)

やはりイチモツはペイントしないんだな、ふむ興味深い。

また、彼はKorosiv Productions(Closeしている模様)のオーナーだったらしく、どれどれとカタログを眺めていると何枚か家にあるなぁと…お世話になってたことが発覚!(どうでもいい/笑)結局、デモ音源やらスプリット音源やら色々と出しているみたいだが、最終的にコレがラスト・アルバムの様である。因みにこの音源はForgotten Wisdom Productionsからリリースされている。

音の方は闇雲で散漫な印象の混沌としたC級ブラック・メタルの類。打ち込みドラムを軸にシャリシャリした質感のトレモロや時にスラッシーかつメタリックに刻んだりするリフで展開するが、イマイチ面白味に欠けるのが正直な所。

たま~に一瞬だけ「ん?カッコイイかも?いや、気のせいだ」ってパターン(笑)

ベラベラと捲し立てるようにしゃべったり、ガナり倒したり、ねちっこい邪悪声だったりと声色のバリエーションは割と豊富なので一応、気狂い系だとは思うが、全く洗練されていない感じがなんとも言えない余韻を残す。

まぁ、妙な衝動だけは感じ取れたが…。