Goatfago

True Occult Astronomy Part II

1STフル(2012)/From:デンマーク/Style:ノイズ│ダークアンビエント

goatfago_1st

【Track】
1.Sundown in Memory of Prime Nova Regula
2.Triumph of the Bell via Red Mercury
3.Map of the Universe with Venus in Center
4.The Hollow Voice of Dead Earth
5.Inside the Face on Mars
6.Praised Be Externum Jupiter Claves
7.At Necros Saturn Morbus Exos
8.Populated by Seven Goats of Uranus
9.Pluto Yuggoth of Black Stone and Death

【Review】
4人組ブラック・メタル(一応)【Baphomation】なるバンドのメンバーが関わっている。因みにレーベルはブラジルのDeathcamp Recordsなるレーベルからのリリース。

ブラック・メタルマニアならバンドロゴからして色々と伝わってくるかもしれない極悪音源(笑)さぞかし治安の悪いダーティなブラック・メタルが展開すると思いきや、意外にも中身は阿鼻叫喚のオカルト・ノイズ・ミュージックだった。”True Occult Astronomy”(オカルト天文学?)と銘打たれたアルバムタイトル通り、オカルトをテーマにノイズ化した音源である。

一般的なメタル好きは勿論の事、常人には口が裂けてもオススメ出来ない火傷必至な逸品。

重々しく歪に歪みまくったノイズにリバーブが掛かっており、バッキバキにひび割れた不協和音だけで構成されたような音像、更にはくぐもった音が陰湿極まりない。限定的に胡散臭い司祭風のスポークンワード(何かの引用かもしれない)も入ったりするが、基本的にはエフェクトを掛け過ぎて何を訴えているか寸分も分からない轟々とした唸り声が中心、オマケに単調でチープな電子音的なリズムが鳴り響くというエゲツない作品。

あまり変化のない曲が淡々と続くが、ラストに20分にも及ぶ超大作をぶち込んでくる(笑)断続してプツプツと音が途切れる、ただただ聴いていて不快な作りの20分…勘弁してくれ(笑)

う~ん、バンド名からダーティで極悪極まりないウォー・ブラック路線を確信して買っただけに、違う意味で極悪だった音源(笑)