Misery Exhibits

1STフル(2007/2012)/From:デンマーク/Style:プリミティヴ

sepulchralcries_1st

【Track】
1.Hollow Sorrow – the Demon Worship
2.The Dream
3.When the Grim Reaper Rides
4.The Lost Soul Beyond the Grave
5.Deaths Darkness
6.Mørk evighed
7.Under den gamle eg
8.Taarer paa gravens sorte muld
9.Gravrøst
10.Mosekonen og gravkællingen
11.Min rejse til helvede
12.Den sidste solopgang
13.Hollow sorrow – the Demon World…
14.Festen(Bonus Track)
15.Erik Langknivs Vise(Bonus Track)

【Review】
【Blodarv】のPestが演っている独りブラック・メタル。レビューしているのはMisanthropic Artから再発されたモノである。何気にオリジナルより2曲多い。

もう、ジャケを見たマンマの音を展開。ベースレスでチリチリとささくれノイジーなリフにシンセが絡み、そこに邪悪なヴォーカルが乗るといったガチガチの独りブラックの量産型スタイル。ほぼ全曲、ミドル・チューンで雰囲気に重きを置いた音源を身上としている。その一環として、刃物を研ぐ音や、パンパンとスパンキングする音(だと思うのだが/笑)赤ん坊が泣いている音等々、サンプリングを散りばめており、曲調も相まって陰湿の一点張り。中盤辺りからググッと作風に明確な道筋を感じ取れ、陰湿とメランコリックさが同居する厭世的な世界観が溢れ出る。何故か一番最後の曲だけはヴァイキング路線のトラディショナル調を演っているのが気になるが…(まぁ、ボーナスなので)ともかく、激走したり煽情力や衝動性は全く感じ取れないのでソッチを期待すると火傷必至だろう。

プリミティヴな音質で厭世的かつメランコリック、そして陰湿な音を求めているならズバリこれである(笑)

 

A Sombre Soul

2NDフル(2008/2012)/From:デンマーク/Style:プリミティヴ

sepulchralcries_2nd

【Track】
1.Englen med Ravnevinger
2.Livshad
3.Dagen det smukke Forsvandt
4.Sorgens stund
5.A Dead Winter Wind
6.Hollow Endless Missery
7.Soulreaper
8.Carved free from Flesh
9.Maggots
10.Black Metal Fucking

【Review】
これも同時期に再発されたモノである。ジャケのPest、実際に夢に出てきそうで(出てきた/笑)怖い。目ぇ光ってますやん。深夜の森でばったり出会ったら失禁確定(笑)

さて、音の方は前作と見事なまでに同路線。相変わらずメランコリックと陰湿さが同居するサウンドである。演奏面、音質なども殆ど変わっていない。所謂、前作のパート2といった所だろうか?強いて言えば、陰湿さ、メランコリックさにプラスして、ほんの僅かだが荒涼感が出てきた位の感覚である。その代わりと言ってはなんだが、陰湿極まりない感覚は前作の方に軍配が上がる。尚、前作で妙に気になった変なサンプリングは大幅に減少、#8の何かを貪り喰らう音(曲名通り、ウジ虫の音か?)位であろうか?

うん、正直その位しか書くことが無い(笑)