SWEDISH BLACK INVASION

どうも、更新サボりまくって約3ヶ月ぶりのType:Evilです。6/17(日) 心斎橋Somaで行われた「スウェディッシュ ブラック インヴェイション」行ってきました。Nox Vorago、Etherial Sin、そしてNaglfar、Dark Funeralが拝める闇の祭典であります。Nox Voragoは全く知らない未知のバンドでしたが、後のバンドは個人的に二回目の拝見になります。

もう歳なのでLive用の耳栓を装着(笑)携帯での撮影は封印。まなこに焼き付けていくスタイル。

Nox Vorago

私的にノーチェックだったバンド。どうやら来日経験があるみたいですね。ヴィジュアルのインパクトがなかなかでした。全員、黒装束をまとい、「プレデター」と「ムンクの叫び」(?)を掛け合わしたような独特のヴィジュアルで登場、存分に異彩を放っておりました。音楽性はシンフォニック系に属する音を出してた様に思いますし、後に出るEthereal Sinが演ってるスタイルに割と近いものを感じました。如何せんノーチェックのバンドでしたので正直あまりノレず、傍観してましたが儀式っぽい三角形の鏡(例えるならゼルダの伝説に出てくるトライフォース/但し禍々しい)みたいなアイテムを掲げたり見た目に面白いバンドだったのでその点では良かったのかな、と。

やや不完全燃焼気味に終了。何というかバンドを含め、会場全員が戸惑ってた様にも見えました(笑)どちらかと言えばミドルパートが光るバンドだったというイメージ。スウェーデンのバンドですがスウェーデンっぽさを感じさせない感じですよね。

Ethereal Sin

次に登場したのは日本のEthereal Sin。MCでYama氏が語ってましたが今回メンバーが大幅に変わったそうですね。これはメンバーチェンジにまつわる余談ですがMetaliumを見てたらYama氏ってEternal Forestに在籍してた時期があったんですね…。シンプルに知らなかったです。密かに98年のデモテープ、持ってます(笑)

それはさておき、新生Ethereal Sinですが、以前、MardukとTaakeが来日した時のサポートアクト以来で、その時よりか数倍良くなってました。恥ずかしながら音源は所有していないのですが、今回は曲知らなくてもノレたし、以前より鋭さと勢いが増してた様に思います。ヴァイオリン奏者も加わったみたいで、音楽性の幅もこれから広がりそうですよね。

それにしても楽曲知らなくてもノレるってのはバンドとしてすんごい重要だと思います。特に後半の方、エンジンかかりました。良いヘドバンを有難う!

そう言えば11月にGorgorothとSamaelを呼んでくれるそうですよ!今年、ブラック・メタルの来日、多いですね。嬉しい限りでございます。

Naglfar

次はお待ちかね、Naglfar!新旧織り交ぜた幅広い選曲だった様に思いますが、私が見てた位置(真ん中右寄り、やや後方)からはギターの音があんまり聴こえませんでした。加齢のせいか、耳栓の加減かどうかわからないですが(笑)。それでも青筋立て、目ん玉ひん剥きながら絶叫するOliviusの言霊がガツンと耳に突き刺さる!ホント、どんな肺活量しとんねん!と言いたいくらい頭からケツまで凄まじい気迫に満ちておりました(白目剥いたり顔芸も素晴らしい/笑)。一言で言えばパワフル、とでも言いましょうか。いやいやほんと凄かった。。メンバー全員が如何にも北欧の荒くれ者みたいな風貌はホント格好よし!

私を含め、おそらくは皆が期待したであろうメロブラ永遠の名曲「12th Rising」は演りませんでしたが、脱退したRyden在籍時の名曲「Black God Aftermath」や「I Am Vengeance」といった至極の楽曲が聴けたのが何よりも嬉しかった次第でございます。やっぱ、この2曲は無条件にアガりますな。これでギターの音がちゃんと聴こえてたら完璧だったのにな~。場所によってやっぱり聴こえ方違うもんなんですかね?リンクは張りませんがYoutubeで今回のLive映像をアップされている方がいましたけど、それみるとギターちゃんと聴こえてるんですよね。これ不思議。出来れば生で感じ取りたかったし、やっぱりメロディックな楽曲はメロディをちゃんと追いたいもんです。

とは言え、その様な不満点を覆すに足る大満足のパフォーマンスでした。

Dark Funeral

そろそろ、オッサンの首と腰が限界を迎えた頃に今回のトリ、Dark Funeralの登場。完全フル装備の姿は正に絵に描いたようなブラック・メタルを体現しており、圧倒的な存在感を放ちます。楽曲も新作から旧作までバランスよく網羅してた様に思いますし、何よりもギターの音がちゃんと聴こえるようになっていたのが良かった。ギターは勿論のこと、ベースもちゃんと聴こえてたしPAさんが調整し直してくれたのかな?だとしたらナイスな調整でした。そして、今回の見どころとしては、やはり新ヴォーカリスト(変わってから随分立ちますが、一応/笑)であるHeljarmadrと新ドラマーJalomaahのパフォーマンスでしょう。

結論を先に書くと二人共、とんでもないバケモノでした(笑)Heljarmadrの肺活量、観客への煽り…。佇まいはクールなんですが相反してアツいパフォーマンスが実に素晴らしい。そして新ドラマーであるJalomaahも凄いドラミングを披露。背伸びしても人の壁に遮られ全く見えなかったんですが、音だけでも細かい所の手数足数が凄かった様に思います。Dominatorの鬼ドラミングが見たかったのが正直な所だったのですが、どっちが凄いとか私には優劣はつけられません。ただ、少なくとも全然負けてないと思います。またLord Ahrimanも邪悪なオーラを発散しまくっており威厳が板についてる感が物凄い。流石は創造主、年季が違います。あとの二人も厳つい髭が印象的で、実に良い髭を持ってました(右の方で見てたのとステージが低い事も相まって殆ど見えませんでしたし、前方に出てきてのアピールもあまりなかった様に思います)。

楽曲は先にも書いた通り、新旧織り交ぜたバランスだったのですが、特に1STの「The Secrets of the Black Arts」を演ったのが一番嬉しかった!私の中でDark Funeralと言えばコレですね。バンド結成25周年だそうで、それに捧げられておりました。「Unchain My Soul」からの「The Arrival of Satan’s Empire」の流れが冒頭にふさわしい組み合わせで素晴らしかったし、「Hail Marder」なんかも一緒に叫べて一体感があり大いに盛り上がってました。個人的に大好きなDark Funeral流のディプレッシヴさを聴かす「My Funeral」もタマリマセン。また、曲間には邪悪なアンビエンスを挟み、Mayhem来日時にも思いましたがこういう演出は大事だな、と。

アンコールでは殆ど小道具合戦とも言えそうな面白いパフォーマンスを披露。逆さ十字を振りかざしたり、ムチが出てきたり、巨大なフラッグを振り回したりとサービス満点。Dark Funeralって割と硬派に演奏するイメージだったんですが、こういう引き出しもあるんやな~と芸の幅を感じた次第でございます。「Nail Them to the Cross」、「Atrum Regina」、そしてラストを飾るエモーショナルな名曲「Where Shadows Forever Reign」を演りきって終了。非常に満足度の高いライヴでございました。いやぁ~興奮するね!

こうして、非常に満足度の高いライヴは終了。正直なところ、ちとチケット高いな・・・と思ってましたが全然お釣りがくる位の満足な企画でした。アナウンスがあったGorgorothとSamaelも当然見に行きたいと思います。

企画に携わってたスタッフの方々、ご苦労様でした。そして有難うございます。

 

大阪北部を襲った地震

ライヴが終わって翌日早朝に地震がありました。震源地から比較的近くに住んでいたのでビックリしましたよ。丁度、家を出る直前にコーヒーを飲んでくつろいでたんですが、なかなかキツイ縦揺れでした。にゃん丸(飼ってる猫)が今回の地震にビビリ、しばらくベットの下から出てきませんでしたし、きっと怖かったんだろうな。なんでもビビって、逃げちゃう猫もいるそうですね。

ウチの被害はそんなに無かったのですが….私の趣味部屋だけがエライことになってました。。

積んでいたCDの約3分の一位が崩れました。。これは地震直後の写真です。写真は散乱したごく一部で部屋全体がCDまみれです。まさに足の踏み場がありません。。ケースもバッキバキですわ。。まぁケースはいらないっちゃーいらないのですが、早急に策を考えなくては…。ひとまずダンボールに封印という手もありますが、入れちゃうと二度と開けない気がしますし、ダンボールはウチでは溜め込まないルールにしてます。ゴキブリの温床になるので。

で、今回で気付いたんですが、こういう時ってデジパックは丈夫ですネ。CDが飛び出てる奴は幾つかありましたが基本的にツメの欠損はなかったです。一方でジュエルケースはツメやら何やら粉々になっているやつが結構ありました。。

まだまだ油断はできませんし、コレが本震とも言い切れません。発生から1週間で同じ規模の地震が来る可能性すらあるそうです。皆が寝静まった早朝あたりに余震が多い気もしてますし、注意深くすごそうと思います。

また、今回の地震で亡くなられた方もいたみたいなので、ご冥福をお祈りいたします。

※Dark Funeral御一行様は空港で地震にあわれたそうで、フェイスブックにて無事を報告しておりました。これに懲りずまた来日して欲しいですね。