2015/01/22 ”Marduk Japan Tour 2015 Osaka”

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先週、盛大に体調を崩し、まだ体調が完璧では無かったモノの大阪公演に行って来たのでその時の簡易レポでも。

場所は定番のなんばロケッツ。毎回思うがステージに向かって左にある(しかも結構前方に)柱が邪魔でしょうが無い。。雨が地味に降っており平日と言うこともあって客の入りが少々悪かった様に思う…。(良い意味でスカスカだったのでゆったりとできたんだが…)B’N’Fさんこれで採算取れるの?と少し心配。。

 

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今回、ライブは勿論だがもう一つ目的があって、リリースされたばかりのMardukの新譜とShiningの8THは未入手だったので会場の物販で入手しようと思って今月のCD注文時に思いっ切りスルーしていたのだが….。

 

予想に反し、売ってねぇ~~(涙)

 

そんなこんなでウダウダしているとライヴがスタートした。

 

Terra Australis

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まず、先陣を切ったのはオーストラリア出身のTerra Australis。全くをもって初めてのバンド。当然ながら音源を一切聴いたことが無い状態での観戦。恐らく、会場の皆がそうだったんではなかろうか?一言で言い表すとその音楽性は掻き鳴らし+トレモロで疾走する定番ブラック・メタル。動きの少ないパフォーマンスながら、卒なくステージをこなした感じで安定感はあったかと思う。トゲトゲ・リスト・バンドとコープスペイントで完全武装。見た目は中々の極悪っぷり。会場の物販で音源おいてあったがまだ未入手のShining(8TH)とMardukの新譜が置いてなかったショックで今回はスルー(笑)

 

The Arbiter

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こちらもオーストラリア出身。全くをもってこのバンドも初めてのバンド。Stop & Goを多用するガツガツしたモダンでグルーヴィーなやんちゃ系エクストリームな感じのメタル(?)そう言えばこの手のバンド久しぶりに観た(聴いた)気がする。よく動き回るパフォーマンスで楽曲を知らずとも楽しめるバンドであったし、ノリも随分と分り易くてGood。聴いていてエンジンが掛かってきた(笑)ノリはヘドバンよりかはピョンピョン飛び跳ねる系(?)モッシュしろよと合図してたけどモッシュは起こらず。

 

Earth Rot

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オーストラリア出身、この前のMardukの来日時に来てたAdvent Sorrowのメンバーが結成したバンドらしい。こちらも初めて。一応、デス/ブラックの間の子みたいな感じ。ブラック・メタル的要素は然程感じなかったが、途中、ドラムの方が「ニホンジンハ、キチガイデスカ?」とやたらと可愛い声で煽った所からオーディエンスも盛り上がっていった感じ(笑)メンバーの方々が非常にフレンドリーな感じで好感度ありますな。音の方はあんまり記憶にインプットされなかったのだが(失礼)なんつーか、楽しかったです。ハイ。

 

Shining

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上3バンドがいい感じでエンジンを掛けてくれ、ヴォルテージも上がったところで今回のメインディッシュ第一弾。見所はやはり、何をしでかすか分からない様な…ある種のアブナイ雰囲気をもったKvarforthのパフォーマンスだろう。パーカーのフードを被り、マスクをしながら登場。風邪でもひいてんのか?と一瞬、不安になったがそうでは無かったみたい。(アレって演出のウチ?)ライヴ中、タバコ吸って腹でもみ消すとか、酒を片手にパフォーマンスとか…行動の一つ一つに釘付けになり、どこか危なっかしっくてドキドキしながら観戦した次第(笑)そう言えばマーライオンみないなゲロ吐きを披露したExhumed以来の危なっかしさが一瞬蘇った。(ベクトルは暗鬱方向だが/笑)また、最前列のオーディエンスに近づく近づく。これから、公演に行かれる方で彼と絡みたかったら最前列へ行く事をオススメする。濃密に絡めるチャンス到来するかもよ(笑)

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最近の楽曲の流れであるエモーショナルで流麗なツイン・ギター・プレイを二人で寄り添いプレイする姿があったりと、結構、やることが大御所的である意味、王道的なプレイをしており逆に新鮮だった。静と動のコントラストを上手いことコントロール、聴かせどころとオーディエンスを扇動させるツボを心得たショウだった。もう少し観ていたかったのが正直な所。

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因みに楽曲のチョイスは5TH以降が中心。明らかにライヴ向けだし、演るとは思っていたが、”Låt oss ta allt från varandra”が聴けたのは収穫。(少女の泣き言サンプリングも入れて欲しかったが/笑)シメは”Vilseledda barnasjälars hemvist”「オメーオメーオメー」と一緒になって叫んできた(笑)

ともかくKvarforthから目が離せなかったのと、パフォーマンスが独特の空気感を生み出すインパクトの強いショウだった。

 

Marduk

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そして、3度目の来日ブラック界重鎮Mardukが登場。ゴーーーという効果音をバックに登場。その堂々たる風格たるや紛うこと無き重鎮である。なんか2013年の来日時よりも更に一回り威厳というか、風格というか…別格。今夜、登場したどのバンドよりも人を寄せ付けない様な風格が漂っている。特別、凄いパフォーマンスをしているワケでは無いのだが、ただじっと仁王立ちしているだけで溢れる禍々しいオーラが凄まじい…うん、明らかに戦闘力高そうなイメージ(笑)

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今回、初めての新ドラマーも安定感抜群で凄まじいビートを放っていたし、Morganの堂々たるギタープレイ、そしてMortuus、声量が尋常じゃなく轟音演奏に1mm足りとも負けていなかったし、暗闇から浮かび上がる姿がまるで映画【REC】のラストに出てくる悪魔を彷彿とさせる(笑)残念ながら左側にて観戦していたのでベースのDevoはよく見えなかった…と言うか全く見えなかった(涙)

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楽曲の方は新旧織り交ぜた感じの配分であり、オープニングに相応しい”Glorification of the black God”から正に怒涛の様に浴びせられるブラック・メタル・シャワー(笑)新譜からも2曲程やってたみたいで、新譜はまだ未入手の筆者にはピンと来ないのが含まれていた。それでも2013年の時は何故やらない!?と思ったSouls For Belial辺りを演ってくれたのが嬉しかったし、前回のショウと被りも比較的少なかった様に思う。定番のThe Black…とChristraping Black Metalはしょうがないか。ともかく、終始硬派なブラック・メタルを貫いていたし、何よりも驚いたのは2013年より遥かにパワーアップしている様な印象を残す大阪公演だった。

また会おう!みたいな事を言って公演は終了したが、ホント定期的に来日してもらいたいモノである。

 

今回はやっぱりShining、Mardukが問答無用で強かった。知名度が低いながら頑張ってエンジンを温めてくれたTerra Australis、The Arbiter、Earth Rotにも改めて感謝。そして、次々にエクストリーム系の企画を発信しているB’N’Fのスタッフの方々にも感謝したい。ありがとう!

そう言えば、会場出るときにフライヤーもらったんだけど、Impurityが3月に来るという激アツ情報が….。つかシンプルに知らなんだ。そう言えば、南米穢れブラック・メタルってまだ観たこと無いし、Sex Messiahも出るみたいだから都合付けば参戦したい!こりゃぁサタニックだわ(笑)