Behold My Visions And Wisdom

1ST(2004)/From:スウェーデン/Style:プリミティヴ

Black Circle 1ST

【Track】
1.The Path to Eternal Wisdom
2.Eternal Is the Journey of the Wanderer
3.The Cold Depths Below
4.A Cold Wind Blew upon the Lonely One
5.Eternal Black Flame
6.The Fall of an Empire
7.The Black Winds of Hatred

【Review】
Strijdによる独りブラック・メタル。【Svartr Strijd】なる独りブラック・メタルもやっているらしく、過去にも【Pagan Winds】といった独りブラック・メタルをやっていたらしい。

この男、常に独り。群れない所がまたブラック・メタルらしい(笑)

楽曲の方は定番の疾走曲、スローパートを盛り込んだディプレッシヴな感触も持ち合わせ手広くやっている。残念ながら個性はまるで無いので、何処かで聴いた事がある様なデジャブ感は満載。#2”Eternal Is the Journey of the Wanderer”では、まる【Satyricon】の”The Dawn Of A New Age”の終盤で聴ける傑作リフそっくりだ。#4辺りはドゥーミーな楽曲で延々とドンヨリとした暗鬱なリフが続くミニマルな楽曲を披露していたりする。

地味なのは云うまでも無いが、限られた方法論を意外と多彩(?)にやってる印象。

 

The Distant Wind…

2NDフル(2005)/From:スウェーデン/Style:プリミティヴ

Black Circle 2ND

【Track】
1.Bless the Heavens With War, My Lord
2.I Beheld the Vast Eternity
3. …And Only the Wind Wept Its Mournful Cry
4.In The Mist of the Night He Arose
5.A Last Call of A Dying God
6.The Night, Under A Cold Eternal Sky…

【Review】
前作とほぼ同路線だが一曲に様々な展開を封じる様になったような気がする。

前作は曲によって曲調が分離していたイメージがあったのだが(ファストな曲、スローな曲と楽曲毎にある程度分かれていた様に思う。)今回は一曲内で色々と展開する場面が増えた模様。極論、ドラマティックになったと表現できなくも無い。

まぁ変化したとはいえ、「ごっつ変化した!」と唸るほどの変化、印象は全く無い。

強いて言うなら前作には無かった【Burzum】がやりそうなアンビエント曲にヴォーカルが乗る曲をラストで演っている。ついにアンビエント路線まで取り入れてきたか!と思った位である(笑)

何処を切っても典型的プリミティヴ・ブラック・メタル。