Nephenzy
Where Death Becomes Art
1STフル(1998)/From:スウェーデン/Style:メロディック
【Track】
1.Enchanted Bliss
2.Chain of Command
3.Worshipped by the Mass
4.Imperial Dementia
5.Desolated
6.Tournament in Torment
7.Cursed
8.Hatred and Fantasies
9.The Meeting
【Review】
4人組ブラック・メタル。後に名バンド名を【Nephenzy Chaos Order】と改めている。
戦場の銃声サンプリングで始まり、アートワークもそんな感じなので豪速ストロングなイカツイ音源と思いきや、意外と叙情的でメロディアスだったりする。直線的になりがちな楽曲に展開を程よく配置しており、緩急を付けながら随所で荒涼感あるメロディを絡ませていたりと、スウェーデン産ならではの手法を踏襲している。尚、#5の叙情的なインストを境に叙情味がグンと増してくる構成をしており、いよいよ叙情メロデス寄りになってくる。#8や#9に至っては限定的に女性コーラスが微量だが入ったりもする。正直、入れなくても良かったんじゃ?と思うほど微量。やるならもう少し大胆でもエエんやで?と思った次第(笑)
当時は強力な同路線のバンドが大量に犇めき合い、切磋琢磨してた時期なので、強豪が強すぎて埋もれてしまったというのが、この音源に対してずっと抱いていたイメージである。しかしながら、今こうして聴き直してみると及第点は十分にあると思うし、個人的には佳作といった位置付けの作品であった。
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