Tomorrowillbeworse

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Down the Road of Nothing

1STフル（2013/2014）/From:イギリス/Style:ポスト│ディプレッシヴ

【Track】
1.You Need a Warm Smile and a Cold Blade (Intro)
2.Distressing Range
3.Vestigia nulla retrorsum
4.Étouffer l’instinct de survie avec dose précise de ressentiment
5.Fragments
6.If You Listen, You Can Hear Them Chewing
7.Never Liked Flowers, Until I Saw Your Grave
8.Aesthetics of Discouragement
9.Down the Road of Nothing

【Review】
二人組みブラック・メタル（一人は作詞だけの担当らしい）。Depressive Illusions Recordsから2013年に限定33枚（CDR）でリリース。後に名門Avantgarde Musicが2014年に再発した。

生粋のディプレッシヴ系が放つ救いようの無い絶望的暗鬱感と言うよりかは、シューゲイズ由来の気だるさ、または憂鬱さが程よく漂っているスタイル。仄暗くも哀愁に満ちた黄昏メロディも随所で聴かれたりするので、暗さよりかは総じてメランコリックな作風だ（特に後半にて顕著）。稀に攻撃的な一面をチラりと覗かせたりもするのでポストメタル的な味わいもある。一方、気になるブラック・メタル的要素は至極薄く非人間的なヴォーカルが乗る部分で感じられる程度である。

この手にすればストレートかつあっさりとした印象であり、奏でられるメロディに上品さ及び根暗さが比較的コンパクトにまとまってると思う。ポスト流儀のメランコリックさを好む方やバンド名が指すように明日に希望が持てない人はお試しを（笑）

なかなかGood。