Uvall
Obsidian Torment
1STフル(2005)/From:アメリカ/Style:ディプレッシヴ
【Track】
1.Departure of a Ruinous Spirit
2.Obsidian Torment
3.Comfortless, Affliction & Loss
4.They Search for Truths Where Only Lies Are Told
5.The New Regime
6.My Name Is Legion (for We Are Many)
7.The Philosophy of Evil
8.Graveyard Reek
9.Books of Devastation – Anno 1888
10.Martyrdom
【Review】
ソロモンの72柱の悪魔の一人”Uvall”の名を冠するLord of Stormsによる独りブラック・メタル。2枚のアルバムを残し既に活動を終えているが、どうやら後に【Dormant】なるプロジェクトを立ち上げている模様。
本作の楽曲の方はジワジワと蝕んでいく様なミドル・テンポを主軸として展開していくディプレッシヴ系。
楽曲によってはオールド・スクール成分が割と強い曲があったりするが、基本的にドゥーミーだったり、ダーク・アンビエントを絡ませたりと根暗さに特化している。そういったスローでドゥーミーなパートに惹かれるモノの、トータル的で聴き通すとこれといった決め手に欠けるといった凡作特有の印象で終わってしまう。
ドゥーミーな演奏と、悲痛に満ち、苦悩するヴォーカルの絶叫が際立つ#8”Graveyard Reek”は個人的に良い線いってると思うのだが、アルバム中、たまに挿入される突っ走るファストな展開にあまり魅力を感じなかった次第。
う~ん、凡作だ。
因みにこのアルバムは因みに#6~#8に掛けて【Baresark】とのスプリットでリリースされていた音源、#9と#10はボーナストラック扱いとの事。
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